第三回演奏会メンバー
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指揮者 野村英利 Conductor / Hideto Nomura
和歌山生まれ。2004年東京音楽大学器楽科卒業。在学中にアメリカコロラドで行われるアスペン国際音楽祭に世界中から選ばれた20人のうちの一人として奨学金を得て参加、さらにファイナルコンサートに出演。2005年より桐朋学園大学に籍を置き、黒岩 英臣氏に師事。その後ザルツブルクモーツァルテウム大学指揮科に留学、デニス・ラッセル・デイヴィス、ホルヘ・ロッターの各氏に師事。2011年ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団を指揮、ヨーロッパデビューを果たす。2012年同大学を主席で卒業、修士号を取得。
これまでにドイツ、フランクフルトで行われたショルティ指揮コンクールに入選、2015年第54回ブザンソン国際指揮者コンクールセミファイナリスト,2016年イタリアで開かれた第8回ルイジ・マンチネッリ国際オペラ指揮コンクールにおいてファイナリストに選ばれるなどのコンクール歴を持つ。
ザルツブルクモーツァルテウム管弦楽団との共演のほか、イタリアのサンレモ交響楽団、チェコのボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニー管弦楽団、スイスのバーゼル交響楽団等各国のオーケストラと共演を重ねる。
2010年より、オーストリアを拠点に活躍する現代音楽専門アンサンブルOENMの指揮者として、イタリアパルマで開かれたヴェルディ音楽祭、ウィーンで開催される現代音楽の祭典ウィーンモデルンに日本人指揮者として初めて参加するなど各国の音楽祭に出演。現代音楽の分野において高い評価を得る。
またオペラの分野においても、2012年プッチーニの《ラ・ボエーム》を指揮してデビューしたのを皮切りに、これまでにモーツァルトの《魔笛》ヴェルディの《椿姫》《イル・トロヴァトーレ》など多くのオペラを手掛けいずれも成功させ、さらに活躍の場を広げている。
近年作曲家としても活動の場を広げ、2016年2月新作ミュージカル《マッチ売りの少女》が兵庫県赤穂市において初演され好評を博した。
コンサートマスター/ヴァイオリン 柳垣 智子
Concert Mistresse/Violin Tomoko Yanagaki
愛媛県出身。5歳よりヴァイオリンを始め、砂野朱美、三上徹、山岡耕作、三戸康雄、景山誠治、ヤチェック・クリムキーヴィッチ、シュテファン・シャルトの各氏に師事。東京音楽大学在学中、よんでん文化振興財団の奨学生となる。また、学内選抜による奨学生としてザルツブルク、モーツァルテウム・サマーアカデミーに参加。全四国音楽コンクールにおいて3度の最優秀賞受賞、日本クラシックコンクールにて2度の好演賞受賞など数々のコンクールで入賞を重ねている。
2005年に渡独、ドイツエッセン市フォルクヴァンク芸術大学を最優秀で卒業。ダルムシュタット州立歌劇場、ヴュルテンベルクフィルハーモニー管弦楽団にて研鑽を積み、2010年より7年間第1ヴァイオリン奏者正団員として活動した。2017年夏に活動の拠点を東京に移し、プロオーケストラでのゲスト演奏や後進への指導、室内楽演奏などを行っている。