
Ensemble Miraco第2回演奏会
過日2017年8月4日に開催されました[第2回アンサンブルミラコ演奏会]では、ご多忙の折にもかかわらずご来場いただき、誠にありがとうございました。皆様のおかげをもちまして、盛況のうちに演奏会を執り行うことができましたことを心よりお礼申し上げます。
ハイドンの交響曲の緻密なトリック、ディーリアスの小品が描き出す森の光とカッコウの声、若き日の天才シューベルトの迸るメロディーの美しさ、お聴きくださった皆様は勿論、演奏者、スタッフも含め、一曲でも一か所でもこの曲たちを好きになって頂けたとしたら、新しい「っていいな」の出会いと発見、そのお手伝いが少しでもできたとしたらこれほどうれしいことはありません。
今後とも皆様のご期待に沿えますよう、一同歳寒松柏の志をもって音楽の道を邁進する所存でございますので、何卒、末永くご愛顧くださいますようお願い申し上げます。
アンサンブルミラコ
指揮者 野村英利
第二回演奏会メンバー
*楽器名をクリックするとプロフィールが表示されます。

指揮者 野村英利 Conductor / Hideto Nomura
和歌山生まれ。2004年東京音楽大学器楽科卒業。在学中にアメリカコロラドで行われるアスペン国際音楽祭に世界中から選ばれた20人のうちの一人として奨学金を得て参加、さらにファイナルコンサートに出演。2005年より桐朋学園大学に籍を置き、黒岩 英臣氏に師事。その後ザルツブルクモーツァルテウム大学指揮科に留学、デニス・ラッセル・デイヴィス、ホルヘ・ロッターの各氏に師事。2011年ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団を指揮、ヨーロッパデビューを果たす。2012年同大学を主席で卒業、修士号を取得。
これまでにドイツ、フランクフルトで行われたショルティ指揮コンクールに入選、2015年第54回ブザンソン国際指揮者コンクールセミファイナリスト,2016年イタリアで開かれた第8回ルイジ・マンチネッリ国際オペラ指揮コンクールにおいてファイナリストに選ばれるなどのコンクール歴を持つ。
ザルツブルクモーツァルテウム管弦楽団との共演のほか、イタリアのサンレモ交響楽団、チェコのボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニー管弦楽団、スイスのバーゼル交響楽団等各国のオーケストラと共演を重ねる。
2010年より、オーストリアを拠点に活躍する現代音楽専門アンサンブルOENMの指揮者として、イタリアパルマで開かれたヴェルディ音楽祭、ウィーンで開催される現代音楽の祭典ウィーンモデルンに日本人指揮者として初めて参加するなど各国の音楽祭に出演。現代音楽の分野において高い評価を得る。
またオペラの分野においても、2012年プッチーニの《ラ・ボエーム》を指揮してデビューしたのを皮切りに、これまでにモーツァルトの《魔笛》ヴェルディの《椿姫》《イル・トロヴァトーレ》など多くのオペラを手掛けいずれも成功させ、さらに活躍の場を広げている。
近年作曲家としても活動の場を広げ、2016年2月新作ミュージカル《マッチ売りの少女》が兵庫県赤穂市において初演され好評を博した。
©林喜代種
三瀬俊吾
Mise Shungo
三瀬俊吾 コンサートマスター/ヴァイオリン
Shungo Mise Concert Master/Violin
東京音楽大学卒業後、桐朋学園大学院大学修了。篠崎功子、霜佐紀子、岡山潔、藤原浜雄の各氏に師事。第1回横浜国際音楽コンクール弦楽器一般部門第1位(2位なし)。同コンクールより奨学金を得、パリ・エコール・ノルマル音楽院へ留学。同音楽院にて、ドゥヴィ・エルリ、原田幸一郎の両氏に師事し、マスタークラスや音楽院内での演奏会などに出演。第6級研修課程及び室内楽のディプロムを取得。定期的に千々岩英一氏の指導も受け、パリでソロや室内楽、新作の演奏活動も行う。日本では「第1回室内楽-OTO- 三瀬俊吾のヴァイオリンとともに」で7作品の新作を演奏した。2010年帰国。各地でリサイタルを行う他、2010年に世界中の現代作品を紹介している「mmm...」を結成。東日本大震災義援音楽配信プロジェクト「ヒバリ」では国内外から100作品を録音、ネット配信した。2011年には現代音楽グループ「淡座」を結成し、現代音楽と古典落語で旗揚げ公演を行う。2012年には「リレーション’70」を結成。全4回の演奏会シリーズで「室内楽’70」が委嘱初演した全20作品の再演、4作品の委嘱初演を果たした。他に、目黒弦楽四重奏団など、現在はソロや室内楽やオーケストラなど幅広く活動中。桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。
